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【福島】これぞ隠れ家!酒がすすむ飯!!【すみやきヒノコ】

クロちゃん

こんにちは。こちらはオープンから何年になるんでしょうか?

飛鷹さん

3年目ですね。去年の11月30日で2周目を迎えたところで。

クロちゃん

ということは、コロナが始まったのとほぼ同じぐらいか。その時ってどんな心境だったんでしょう?

飛鷹さん

もう、あきらめるしかなかったです。宣言出る前で閉めましたし、もうやってても仕方ないなあって。ぎりぎりでしたね、ほんと。

クロちゃん

なるほど。場所の理由っていうのは?

飛鷹さん

僕が前、すぐ近くで働いていたんです。福島の雰囲気とお客様、ちょうど僕がターゲットにしたいところが揃ってる場所だったんで。幸いなことに知り合いの紹介で、物件は1週間で見つかりました。

クロちゃん

運命的なものを感じますね。

飛鷹さん

そうですね~。こんな古民家で、コンクリート打ちっ放しみたいな物件もなかなかないんで。目立つやろな~っていうのも。

クロちゃん

隠れ家中の隠れ家。

飛鷹さん

「目的もって来ないと」っていう。

クロちゃん

ターゲット層は具体的にはどんな人たちなんでしょうか?

飛鷹さん

そうですね。30代以降のちょっと落ち着いた感じの、お食事とお酒をちゃんと楽しむ経験をされてきた人がよかったんです。お酒もちゃんとこだわったものを出すっていう。そういうのをわかって来てくださる方が多い街かなと思うんですよ、福島って。でも、いろんな方来て下さるんで、面白いですね。

クロちゃん

どっちかというと、地元に愛されるっていう感じなんですかね?

飛鷹さん

いや、そういうことでもないですかね。出張の人も結構いてはるし、接待とかでの利用もある場所なんで、地域密着ていうよりは、まあ、いろんな方に来ていただける感じでやりたいかなあと。

クロちゃん

お店のコンセプト的なものって、何かありますか?

飛鷹さん

気取らず、普通に来て、おいしいご飯食べて、呑める店。単純ですね、ほんとに。

クロちゃん

何というか気軽さと、でも、一見で来るにはなかなかたどり着けないっていう。

飛鷹さん

気楽すぎても、非日常を味わってもらうには違うかなって思ってるんです。こちらも自信持ってお出ししたいし、ほど良い緊張感が多少はあったほうが、という。バランスですね。

クロちゃん

いや~、これ一回来てしまうとハマってしまう。ところで飛鷹さんはいつ頃から料理の世界に?

飛鷹さん

これが全然。料理とかやったことなかったんですけど、一発目入ったところは、箕面ビールの直営店で。未経験、もう飛び込み。

クロちゃん

それまでは、特に何も?

飛鷹さん

うちでご飯作ってたぐらいです。

クロちゃん

あーそうなんですね。

飛鷹さん

はい。もともとは工場勤務をずーっとやってて。何か、面白くないなって、このままずっとやって行くのもなっていう、そういう考えからですね。

クロちゃん

それで飲食店やろうっていうのも勇気がいりそうです。

飛鷹さん

うーん。飲むんも食べるのも好きだったんです。でも料理人っていうわけではなかったんで、今までの食べてきた経験とか、ちょっと手を加えたりとか、そういう積み重ねですね。だから概念がないというか、組み合わせ方も自由です。オリジナルですね。

クロちゃん

こだわりなくっていうのが、かえっていい感じなのかもですね。

飛鷹さん

「おいしいもの出来たらええな」っていうだけで。

飛鷹さん

まあ料理の世界に入ってからは、市場に行って、食材を直接見て、触れて。中央市場とかも行ってましたね。そこから仲いい取引先とか、そういうの作っていったり。

クロちゃん

やっぱ、そこも目利きっていうのが働いてくるんですか?やってるうちに。

飛鷹さん

見てると分かるのは分かりますね。突き詰めてというところまではいけてないですけど、良いものを見る目は持ってると思ってます。

クロちゃん

今までの苦労されたこととかはありました?

飛鷹さん

めちゃめちゃありましたね。1回、コロナで閉めたんはもちろんですけど。最初の方に知り合いとかから頂いた声で、「食べるものがない」っていう。

クロちゃん

ほう。

飛鷹さん

もちろんメニューは普通にあるんですよ。ただ、「何にしようか」って迷うんじゃなくて、「あんまり惹きつけられへんな」ってメニューだったんです。そういう声を頂いて、僕自身もカウンターに座ってみて。そしたら確かになって思えたんです。提供する側とお客さん側って全く違うなって気付いて。で、メニューを一新したんですよ。お酒に合うものを作ってなかったなって、そっから、試食、試作……。

クロちゃん

おー、トライアンドエラーが始まったんですね。

飛鷹さん

そうですね。それで劇的に変化があって、いい反応が返ってきました。

クロちゃん

いや~、実際、ハンバーグなんか、もう肉汁あふれるってああいうことを言うんやなあって。ポテトサラダも何かちょっと芸術的ですよね。なんかお腹いっぱいになったのに、結構まだ食べてしまう。

飛鷹さん

そうなんですよ。しっかり召し上がっていただいた上に、さらに、追加オーダーがすごい入るんですよ。

クロちゃん

いやー、何ですかね、雰囲気もあるし、おいしいもの出てくるって思ったら胃が空きだすんですよね。

クロちゃん

おすすめのメニューってあるんでしょうか?

飛鷹さん

飽きのこないメニューを作って、旬を取り入れてとか。そこら辺は大事にしてるんですが、お薦めのメニューは、あえて「ない」ぐらいの感じで。上から順に食べていただいても、ぐらいの感じではありますね。

クロちゃん

おー。

飛鷹さん

まあ炭蒸しはウリではありますね。蒸しあげるんで水分逃さず、中しっとり。炭焼き屋に来たっていう感覚は持っていただけるかなっていう。意外と炭焼き屋でも炭の香りがしてない所とかがあったりしたんで。より良い炭の香りと良さを伝えるために炭蒸しっていうのは差別化でやってますね。

クロちゃん

これ内観ってのは元々この形なんです?それとも作り上げたんです?

飛鷹さん

あ~もう廃墟やったんで。店もう本当にゼロから。

クロちゃん

やっぱ特別感ありますよね。わざわざ路地回って「あっ見つけた」みたいな、そういう所は魅力的かな~って思いますね。

クロちゃん

この仕事の最高の瞬間て、どんな時ですか?

飛鷹さん

「お任せで」って言われた時。もう、これ1番の褒め言葉なんです。

クロちゃん

全幅の信頼ってことか~。

飛鷹さん

何度か言われた事あって、めちゃくちゃ嬉しかったですね、それは。

クロちゃん

それは常連さん?

飛鷹さん

も、ありますし、ご新規さんの段階で1品2品食べられた後に言われた方もいます。

クロちゃん

もう任しても大丈夫やと。うゎ~、お客さんも粋。

クロちゃん

今後、どういう風になっていきたいとか、どうしていきたいとかってあったりします?

飛鷹さん

今後は、このままの状況じゃ飲食業って淘汰されると思ってますんで、商品が1人歩きしてくれるような物を作っていきたいと思うんですよ。メンチカツであったり、ハンバーグであったり、ちょっと差別化した物を作ってるんで、今後の展開としてはそういう商品が1人歩きして、お客様自身でアレンジしてもらったりとか。そういうメインが出来たら良いなぁって。

クロちゃん

うゎ~めっちゃ良いな~!あっ!1個だけ聞き忘れてたんですけどお店の名前の由来とかって、なんかあったりします?

飛鷹さん

1店舗目が「ツチノコ」なんですけど代表の名前が「ツチハシ」でそっから「ツチノコ」ってなったんです。で2店舗目は私が「ヒダカ」やから「ヒノコ」。姉妹店としても分かりやすいし、「炭焼き」なんで「火の粉」を連想してもらえるっていう。

クロちゃん

3店舗目はどんな感じになるんやろっていう。

飛鷹さん

楽しみですね。

クロちゃん

最後になにか「一言」お願いします。

飛鷹さん

凄いざっくりですね(笑)。

飛鷹さん

ま~「この店カッコええな」って思って来て下さい。

クロちゃん

良いですね!

飛鷹さん

ちなみに、趣味とか息抜きとかって、どうされてるんですか?

飛鷹さん

息抜きですか? やっぱ酒と食べ物ですね~。昨日もまさに行って来たところで。ご招待を頂いて、新地の天ぷら屋さんなんですけど。そういうのが刺激になって、新しいメニューが出来たりしますし。

クロちゃん

素敵やな~。本日はありがとうございました。

店舗名すみやきヒノコ
住所大阪府大阪市福島区福島3丁目11−25
営業時間火曜日~金曜日
17:00~23:00(L.O.フード22:00・ドリンク22:30)
土曜日・日曜日
15:00~23:00(L.O.フード22:00・ドリンク22:30)
定休日月曜日
URLhttps://www.sumiyaki-hinoko.com/
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