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【心斎橋】串カツに恋する男は格好いい【こい串】

もんさん

よろしくお願いします。まずは店名である「こい串」にはどんな想いが込められているんでしょうか?

岸本さん

僕の人生の師匠の言葉がもとになってるんです。「仕事に恋こがれるくらいに打ち込みなさい」って。

もんさん

なるほど! ロゴに5194って書いてあるのも面白いですね。

岸本さん

そうそう。ポケベル世代なんで(笑)

もんさん

懐かしい。

岸本さん

ちなみに、僕の名前が「こういち」なんで、実は「こういちの串」で5194にもなるという。

もんさん

おー、ダブルミーニング!

岸本さん

「ちゃんと意味あるんやね」ってみんな言わはります。

もんさん

素敵ですね。次はこのお店を始められたきっかけを聞かせていただけますか?

岸本さん

飲食に関しては、ホントに、小さい頃からずっとやりたかったので。田舎が岐阜県なんですけど、18の時に大阪に出てきて。ただ、串カツ屋になるとは思ってなかったですね。最初はイタリアンのシェフとか、当時流行ってましたからね。若いころはそういうのに憧れて、ただただ憧れで飲食業界に入った。単純ですけど、それでもう24年やってるわけですね。

もんさん

憧れって大事ですもんね。

岸本さん

それでたまたま、バイト先で串カツに出会って。また、そこで働いてた人がいい人達で。

もんさん

出会いがあったわけですね。

岸本さん

そうなんですよ。串カツって意外とね。このパン粉付けて揚げるだけの単純な作業なんですけど、それが意外とやってみると奥が深いもんで。寿司の世界とかと近いかもしれないですね。

もんさん

職人的な。

岸本さん

人によって固さも違うし、揚げ方も変わってくるし。それが面白くて。「これは一生かける価値があるな」と思ったんですよ。職人さんって、歳を取ってもかっこよくて、「自分もああなりたいなぁ」って思います。死ぬまで楽しく串カツ揚げてたいなと(笑)

もんさん

そういうのいいですよね。わかります。

岸本さん

共通してるのは、やっぱり楽しそうにやってるってとこで。そこまで突き詰めたいなあという思いはありますよね。でもまあほんとに、串カツってやっぱり、さっき寿司で例えましたけど……、何ていうんですかねぇ、料理としてはまだまだ……、言い方は悪いですけど、なんか軽く食べれるというか……。

もんさん

たしかにカジュアルなイメージはありますよね。

岸本さん

もちろん悪いことではないんですけどね。ただ、「ちゃんと食べると違いがわかる」っていう。だから、ゆっくりいっぺん味わってみてもらって、それで違いを感じてもらいたいというのが僕の想いですね。寿司だって江戸時代のファーストフードなんで。それを職人さんが磨き続けて昇華させて今の地位があるわけです。それを串カツでやりたい。

もんさん

素晴らしい志! しっかり串に恋焦がれてますね!

岸本さん

まあ実績が伴ってなんで(笑)。まあ頑張っていきますんでっていうことで、今のとこは。世の中的にはやっぱりまだまだ串カツで三千円とかって高いと思われますもんね。やっぱり世の中一本80円とかで串カツ食べれますから。

もんさん

なるほど。

岸本さん

あまりにも高級路線が過ぎると間口が狭くなりますし。なので、ウチは「落ちついてゆっくり食べれる」ぐらいの感じでやらせてもらってます。

もんさん

いい感じの店内ですよね。串カツ屋っぽくないというか。

岸本さん

女性一人でも入れるようなね。実際たくさんいらっしゃいますし、そこはうちのコンセプトですね。一般的な串カツのイメージとはちょっと違う、串カツ屋さんらしくない串カツ屋さん。実際、内装見たら串カツ屋さんと思われないですからね。

もんさん

看板見逃して連れてこられたら、串カツ屋さんだと気づかないかも(笑)

もんさん

このお仕事のやりがいってなんですか?

岸本さん

あらゆるサービス業に共通すると思うんですけど、「ありがとう」が貰えること。これは間違いないですね。逆ももちろんありますけど、でもやっぱりそこが一番モチベーションになるんじゃないですかね。「串カツっておいしいね」とか、「串カツのイメージ変わった」とか、自分の思い描いてるコンセプト通りの感想を頂いたときは、「してやったり」と思いますよね。気に入ってもらって、ちょっとでも笑って帰ってくれたら嬉しいです。

もんさん

素晴らしい。

岸本さん

あとは、まあ、秘密の……。

もんさん

なんですか?

もんさん

あっ、お手紙ですか?

岸本さん

はじめてまだ間もない頃なんですけど。片付けのときに「ゴミかな?」って思ったんですけど、素敵なお手紙を頂いちゃってたんですよ。こういうのがやっぱ嬉しいんですよね。やってて良かったなって。ちょっと落ち込んだときとか、これを見て、「あっこういう人が来てくれるから頑張ろう」って。

もんさん

めっちゃかっこいいです。

岸本さん

そういった意味では有難い仕事やらして頂いてるなと思います。数ある職業の中で好きなこと出来てるし、こんな喜びも貰えてるし、結構幸せなんじゃないのかなって、自分では思ってますけどね。

もんさん

素晴らしいですね~。最後に、これからの今後の夢、展望っていうのを是非お聞かせ頂けますか?

岸本さん

恩返しですね。

もんさん

おー、すぐ出ましたね。

岸本さん

いや、だって僕はもう何が自慢かっていったら、人に恵まれてるってとこなんで。だからこの店もやれてるので。いろんな人に助けて貰ったから、常に恩返しをしなきゃいけないなって思ってます。直接じゃなかったとしても、社会なりお客さんなりにしていきたいなって話で。出来ないことは出来ないって言うけど出来ることはやる。

もんさん

素敵。

岸本さん

ぜひ一度食べに来てください。串カツの良さが伝わると思います!

店舗名串カツ専門店 こい串
住所大阪府大阪市中央区東心斎橋1-18-20 心斎橋EOビル 3F
営業時間18:00~23:00
定休日月曜日
URLhttp://koikushi.com/
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