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【梅田】ダーツ×プロ×人間力。真摯な想いに感動【BAR CROSS】

クロちゃん

よろしくお願いします。お店を始められたのは?

藤本さん

2018年の11月ですね。

クロちゃん

元々サラリーマンだったそうですが、どんな経緯で今の形に?

藤本さん

はい。最初は普通のバーだったんですよ。ただ、独立してやりたいと思った時に、商品力と価格で勝負したら大手さんにはどうしても勝てない。で、何だったら勝てるの?っていうのを考えたんですね。そうなった時に「人間って1つの商品だな」と思って。バーってお酒を飲みに来る場ですけど、バーテンダーと話に来る、それがメインだな~と思って。人それぞれに自分の人間力がある、その価値は自分でしか上げられない。だからこそ、自分を商品にすれば大手さんと戦えるなっていうのが僕のスタート。

クロちゃん

サラリーマン時代は何してはったんですか?

藤本さん

アミューズメント業界のマネージャーやってました。ゲームセンターとかですね。ただ、そこでも僕は人間を売ろうっていうのをテーマとしてたんで、勉強させてもらって今の仕事がある感じです。

クロちゃん

ダーツとの出会いは?

藤本さん

他のバーでダーツに出会って、「年齢を重ねても出来るスポーツ」っていうのを知ったんですよ。で、興味を持って、業界の事を調べたらプロが居ると。ただプロが生活出来てないというか、専業で活動出来るような環境じゃなかったんですよね。やっぱりプロ野球選手だったりプロゴルファーだったりプロのテニス選手だったり、何千万も稼がれてるとか、手の届かない存在っていうのが当たり前と思ってたんです。ただダーツの世界のプロは違う。

藤本さん

プロっていうのは、人間力だと思うんですよ。だからそれを商品にして自分が業界に踏み込んでみようと思ったのがダーツ・バーを始めたきっかけですね。

クロちゃん

人間力ってところで生かせるんじゃないかと。

藤本さん

そうです。そこで1人のプロに会って、YouTubeをやりたいってことで、一緒にYouTubeを始めたんです。

クロちゃん

ダーツのYouTube。

藤本さん

まずはスタッフをプロにする企画動画をやろうと。人ってシリーズ物というか、成長に共感するんでファンにもなってくれる。商品力をプロになるまでの過程で高めれる。つまりプロという名の商品価値を高められるなと。

クロちゃん

この人を応援しようっていう。

藤本さん

その子を応援しようってなれば、その子が居るお店に足を運びますよね。それが僕の考えたダーツ・バーの展開。

クロちゃん

お~スゲー!

藤本さん

で、一般企業さんにスポンサーをしてもらうといのがプロの選手なんですよね。それでスポンサーをしてもらうためには企業側のメリットが必要なんですけど、それが見当たらなかったんですよ。業界として小さいし、認知がない。その時点で企業さんは、お金を出すメリットが無かったんですよね。

藤本さん

じゃ~そのメリットをまず作るしかないなって考えてた時に、「SDGs」「健康と福祉」というところに行きついて。年齢を重ねても出来るスポーツというのと一致して、「あ、これ老人ホームとか老人クラブとかで、ゲートボールとかの意味合いで体を動かす福祉活動が出来るんじゃないか」と。それが出来るようになればプロとしての価値が上がる。その考えで「SDGs」がマッチして、選手が「SDGs」活動を公にやる事によって、選手にスポンサーが付きやすくなる、そうすると選手に価値が出て来る。

クロちゃん

人間が取り組むべきテーマって感じですね。なるほど、なるほど。「クロス」って名前は何かこう意味合いがあるんでしょうか?

藤本さん

人と人との繋がりは全部、交錯して次の繋がりになるっていうのが僕の頭の中でビジョンで。それが名前の由来ですね。僕も人と人との繋がりを作ってもらったきた人間なんで。スタートも色んな人と繋がってて、最初のダーツプロの方、YouTubeを一緒に始めた方と繋がってなかったら、今、こんな沢山のプロの方達と繋がりは無かったでしょうし。YouTubeもこんなに色んな人に見てもらう状況にもなってなかったでしょうから。全ては、この名前の由来のままですね。

クロちゃん

は~めちゃくちゃ明確にビジョンとかコンセプトがあって聞いてて、気持ち良いです。システム的には何時間でダーツし放題っていう形ですか?

藤本さん

1時間500円ですね。

クロちゃん

あ~安っ!えっ、でやり放題ですか?

藤本さん

そうです!

クロちゃん

え~めっちゃ安い!

藤本さん

なるべく遊んでもらいたいので。

クロちゃん

お客さんとしては、やはり結構、ファンの方とかが多いんですか?

藤本さん

「YouTube見て来ました!」って方はめちゃめちゃ多いですね。遠方の方も土日は多いですし、「関東から来ました!」「九州からYouTube見て来ました!」とか。入った瞬間「うわ、ここ見た事あります!」みたいな反応があったりですね。ファンを作って初めて、お店が成り立つので、僕はネットでそれをやってるっていう感覚ですね。

クロちゃん

人間力ってところは話出したらキリがないとは思うんですけど、どういった所が特に自分の中で人間力っていう言葉に集約されてると思いますか?

藤本さん

相手に興味を持てるかどうかですかね。話した瞬間、最初の一言、二言で「この人、面白そうだな~」とか「いい人だな~」「可愛いな~」何でもいいです。ファーストコンタクトで興味を持つか、どうかです。あと。スタッフに言ってるのは、しっかり喜怒哀楽を出そうねっては言ってますね。怒ってても何でもいいと思うんですよ、それがその人の価値であれば。

クロちゃん

個性ですからね。

藤本さん

そう。その人自身を好きになってもらうには、その人の感情を知ってもらうことですね。

クロちゃん

この仕事やってて一番楽しい瞬間ってなんなんですかね

藤本さん

やっぱりそうですね、マネジメントさせてもらっている選手たちに、何かしらの結果が出た時、例えばSDGsの活動一つが認められて、それぞれにスポンサーがついた時とか。やっぱり嬉しいですよね。

クロちゃん

自分がプロデュースした人たちが、羽ばたいてってくれているってゆうか。

藤本さん

思い描いた絵のかたちに、一つ一つ、色が塗られていっている状態なんですよね。その色が一色づづでも塗れるっていうのは、やっぱり楽しいですよね。お店が繁盛するとかじゃなくて、それよりも選手たちに色が付くように、選手に価値が出てくる事が嬉しいです。

クロちゃん

すごいな~。ほんまに今まで、お話の中で「自分」って言葉がほとんど出てこないんですよね。一緒にされてるスタッフの方とか、選手の方に凄い思いがあるんで。聞いててこれは、こう、心もしっかり出来てると言いますか。

藤本さん

全然ですよ! いい風に言えばそうなんですけど、悪く言えば、自分は表に立たずに人に動いてもらってるだけなんで。そういう意味では自分は甘えてると思うんですよ人に。

クロちゃん

謙虚! まあなんちゅうか経営者という意味ではそれは必要なポジションですしね。

藤本さん

ただ、矢面に立ってくれてるのは選手なので。矢面に立って、言いたくない事も言われるかもしれないですし、やりたくない事もやらないといけないかもしれないですし。そこの辛さは僕にはないんで、だからこそ、かんばってサポートしてあげたい。

藤本さん

人の価値は努力で決まるじゃないですか。今までしてきた事、努力している結果が、選手の価値として出てき始めている現状なんじゃないかなと。

クロちゃん

ありがとうございました!

店舗名BAR CROSS
住所大阪府大阪市北区兎我野町11−19 浪速ビル地下1階
営業時間16:00〜Last
定休日
URLhttps://www.barcross-umeda.com/
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